コードはもういやれす

世の中にある邪魔なコードを一本でも減らしていきたい。

Mozilla Labs:コンセプトシリーズ seabird

ここ1年くらいで見られた素晴らしいインターフェイスデザイン 12選
Don't be lame

こちらで紹介されていたインタフェースデザイン、どれも面白いんですが、注目したいのはこちら。

seabird

コンセプトムービーであって実機はないのかな?
見た目はスマートフォンなのですが、本体に埋め込まれたbluetooth機器でチャットしたり画面ポインタとして使ったり。
ドックに置いて画面投影機能で大画面に映像を展開したり。
同じく机に投影したキーボードやポインティングエリアでパソコンのように操作したり。

スマートフォンの枷となっているのは二つ、まずバッテリー容量と、次にそのもの本体の大きさ・形状です。
インタフェース自体をそのサイズの中に組み込まなければならないという制限があり、必須であるモニタ、音声機能、操作機能をその中に詰め込まなければならないわけです。
それを現状最もスマートに解決したのがiPhoneで、画面自体をタッチ操作出来るようにすることで、省スペースと快適な操作性を実現しています。

上記のseabirdはそれを、ひたすら豪華に実現しています。
現状のスマートフォンでもキーボードに接続したり大きな画面に繋いだりできるものはあった(と思います)が、それは一台では完結しないものでした。
実物にこだわらず、投影機能(とそこからのフィードバック機能)を使って、サイズの制限を視覚のみで空間的に展開することで解決する、seabirdのこのアイデアは面白い。
まさにすげーワイヤレスであるといえるでしょう。

ただ、ある意味では現状から想像した未来よね…って感じもあり、実現するとしたらこの中のエッセンスがどこかで結実するって感じかなーとか愚考する次第であります。

いやでも未来っぽくてすごくいい!Mozilla Labs Love!

nanaco決済端末が12月に刷新

セブンの「nanaco」拡大戦略が明らかに 決済システムを12月に刷新、Android連携など視野
日本経済新聞

nanacoが決済システムを12月に刷新するとのこと。注目したいのは近距離無線通信の規格「NFC」に準拠するという部分です。

 加えて、リーダー/ライターを非接触ICカードなどで使う近距離無線通信の国際標準規格NFC(Near Field Communication)に準拠させることで、リーダー/ライターをnanaco専用とせず、他の電子マネーにも対応できるようにする。この点も、複数の電子マネーに対応したい店舗側からみれば、導入コストの低減につながる。

NFCに準拠することで、宅配業者の端末や対応したandroid端末などでnanaco決済が可能になる…かも、という話。
共通規格なのでEdyなどの決済にも端末を利用できるとのことで、一挙に対応店舗が拡大するかもしれませんね。

個人的なメモとしては、なんにしても無線化というのは規格の争いなのだなと…。標準化の取り合い。

パナソニック 無接点充電パッド「ChargePad」

Touch Lab - タッチ ラボ
パナソニックの無接触充電パッド「Charge Pad」と、対応ポータブルバッテリー(USB出力で各機器に充電ができる)の購入レビューが掲載されています。


(ipodtouchlab)

上記動画では充電パッドに置いたバッテリーが自動的に位置認識されて充電されている様がみられます。ビジュアル的にも未来感がありますねー。
ワイヤレス給電の国際規格「Qi(チー)」に対応しているため、Qi対応機器であればメーカーなどの垣根なく充電可能です。

これまでQiという規格を知らなかったのですが、対応機器が増えればずいぶん便利になりそうですね。現状はポータブルバッテリーをチャージした状態で持ち歩き、緊急時用の携帯充電器のように使うことになるでしょうか…。

ポータブル機器が溢れる現在、無接触充電の普及は近いのではないかと個人的には思います。こいつさえあれば、部屋の充電タコ足ゾーンがきれいになる…。

プラネックス ワイヤレスディスプレイシステム「MZK-WD300DH」

PC内の動画を無線伝送、デコードしてHDMIでテレビ出力〜プラネックスが新製品
INTERNET Watch

 プラネックスコミュニケーションズ株式会社は24日、離れた場所にあるハイビジョンテレビへPCの表示画面などを無線伝送するためのワイヤレスディスプレイシステム「MZK-WD300DH」を発表した。テレビにHDMI接続する本体ユニット部と、PCのUSBポートに取り付ける専用無線子機のセット品で、メーカー発表の参考価格は1万500円。7月下旬発売予定。

 無線LAN規格のIEEE 802.11a/n(5GHz帯)を利用。本体ユニットと子機の間を最大300Mbpsでアドホック通信することにより、ハイビジョン映像をPC側からテレビ側へ一方向に伝送できるシステム。無線通信の内容はWPA2-PSK(AES)で暗号化される。

 動作モードは2種類。「ミラーモード」は、PCで表示された画面を基本的にそのままテレビへ伝送する。入力側の解像度は最大1280×720ドットで、フレームレートはPC側のスペックに応じて5fpsもしくは25fpsのどちらかが自動選択される。Core 2 Duoシリーズ以上、Athlon II X4シリーズ以上のCPUを搭載したPCでの利用が推奨されている。

 もう1つの「シアターモード」は、動画視聴に特化。PCに保存された動画ファイルを本体ユニット側で随時ハードウェアデコードするため、PCの性能に依存することなく、安定して視聴できるという。入力側解像度は最大1920×1080ドット。フレームレート60fps。対応ファイル形式はH.264MPEG-4MPEG-2、Windows Media Videoに限られる。

  • ワイヤレスになったところ

PC画面をテレビ画面に出力するときの、PCとテレビの間。

  • ポイント

「PCにUSB子機を接続-アドホック通信-テレビに表示」という関係。
・ノートPCから迫力ある大画面へ出力
・デスクトップPCからソファで見られる大画面へ出力
的な使い方かな?
ミラーモードでは「フレームレートはPC側のスペックに応じて5fpsもしくは25fps」とのことなので、こちらは動画視聴には向かないかもしれませんね。大画面で作業したい人向き…ということは、
・映像関係の仕事の人が製作しながらチェックする
という用途もありかもしれません。実機の遅延等がどの程度かによると思いますが。
一般的には映像視聴用のシアターモードで使われることになるのではないでしょうかね。

もうコードはいやれす

コード嫌い

母は言いました。
「わたし、コードが絡まってるのがとにかく嫌いなのよ」

コード

iPodで音楽を聞いているとき、ヘッドホンのコードが引っかかって頭がガクンと持っていかれた経験はありませんか?
床にのたくるコードに足を取られて躓いたことは?
新しいゲーム機を買ってわくわくしていたのに、テレビの裏で絡まるコードを見て興冷めしたことは?

コードは電化製品に欠かせないものではありますが、コードにまつわる不便や不愉快は気付けば大きなものです。

ワイヤレス

このコードの不便から人を解放するのが各種ワイヤレス技術です。身近なものでは無線LAN、マウス・キーボード・ヘッドホンなどのbluetooth、バッテリーの無接触充電という技術も実用化されてきています。
これらを利用することで、電化製品のポータブル化傾向と相まって、コードにわずらわされない快適なワイヤレス環境が実現できるはずです。

ワイヤレス技術利用へ

できるはず…なのですが、私自身もまだワイヤレス化を実現できずにいます。現在どんな技術があるのか、価格帯はどの程度なのか、コードに比べて不便はないのか、実用段階にあるのか、組み合わせたときどうなのか。要するに各仕様がばらばらに沸き出てきているいま、実際のところどうなのか、全然分からないからです。

当ブログ

当ブログ「もうコードはいやれす」は、ワイヤレス技術の情報を収集しつつ、現実的な価格で無理なく実現できるワイヤレス環境というものを描いていければいいなと、ダジャレネーミングが取られる前にスタートさせることにしました。
情報置場としての利用もあるので無機的な情報も多くなるかもしれませんが、適宜こんな程度のよろよろ考察を加えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。